職人の技が生きる

歴史的なものが多く残る山口ですが
時には、そういったものに仕事で関わる事も多くあります。
いくつかご紹介を

一の坂御建所(六軒茶屋跡)とは

『お成り道』として参勤交代や領内巡視用の道として整備された
萩往還は一里ごとに一里塚が設けられここ六軒茶屋には一の坂御建場が置かれました
名前の通り、往来する旅人の休憩場所となっていたそうです。

六軒茶屋跡 たたき土間の復旧工事

たたき土間の材料は、三和土、石灰、砂利、苦汁などを混ぜ込んだものを
たたいて固めていきます。
配合が難しく、なかなか素人ではこうはいきません。
田舎の方にいけば、まだまだ残っていますが、土と思えないほどの強度です。
施工前、風化した様子がわかります。
この柱の足元を中心に復旧していきます。

完成した写真
左の写真にあるように、いくつもの工程で作られます
素朴であたたかみのある風合いに仕上がります。
仕上がったばばかりで、色の差も目立ちますが
補修していない箇所とも、同じ材料を使用しているため自然となじんできます。(自然素材の良いところ)

後からの補修も出来、現代の家にも取り入れ方によって、とても素敵な空間が出来るのですが!
昔と履物も違い、どうしてもハイヒールなどで歩かれる箇所には適していません。
玄関などを避け、プライベートなスペースにおすすめします。

材料の配合ここから塗りつけていきます塗りつけて、たたく

~ひとこと~


左官仕事の依頼はたくさんあるのに職人足りずの状態が続いています。

人手不足は建設業界どこも同じだそうです。

季節問わず 「左官職人・未経験者を募集しています!」

個人的にはとても魅力のある職だと思っています。

が、なかなか魅力が伝わらないのか・・・

お住まいの住宅の中にも必ず、左官の仕事は表面に見えています。

隠れない部分なので、随所に職人のこだわりが感じられます。


左官に興味を持たれた方・HPへのご意見などもメールにてお待ちしております。



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